「古くて新しい国」(ユダヤ人国家の物語)ヘルツル、村山雅人訳、法政大学出版局、2024年9月発行(原書は1902年ドイツで発行)
1,この本をなぜ読むのか
「反西洋思想」イアン・ブルマ、A・マルガリート共著、新潮社新書
にシオニストのおとぎ話p214から221までに結構詳細にこの小説の内容がまとめられている。その中で20世紀最大の重要本ではないかと書かれている。ヘルツルは才能豊かな作家ではなかったが、20世紀最大に重要な本であるとの表現があるので、すぐに図書館に行きこの本を借りることにした。さらに分かったことはヘルツルという方はイスラエル建国の祖、とも言われている。(墓がウイーンからイスラエル建国後に移転されている。)「反西洋思想」という本はオクシデンタリストいう概念、東洋というか東方の思想で過激な暴力によって西洋思想と対抗しようという考え方について書かれた本である。ニューヨークの世界貿易センタービル崩落の9・11以後にこの惨状を目にして書かれている。但しその後このオクシデンタリストという概念が色々使われてきたかは私の目にする限りなかったのではないか。またこの著者のイアン・ブルマは学者ではないのでその後その概念を発展させる著書がなかったこともその理由かもしれない。別途この本についても紹介することになるが、そういうわけでこのヘルツルの本に出合った。しかもこの法政大学出版局の本はつい最近出版されたばかりだ。読むしかないと思った。
続きを読む “イスラエルを最初に構想した人”