ナフサ不足の現実の進行

260501日経朝刊から選ぶ重要記事

今日の日経で日常生活に直結する重要記事はこのナフサ不足だ。深刻であることが進行中だ。エフピコの値上げ、餃子屋が一部製造休止に追い込まれている。

〇トランプはホルムズ海峡封鎖を数か月続ける構え、ウラン濃縮問題先送りは許さんと。イランはいろいろの手段で揺さぶっているようにも見える。

〇円高介入、これは政府が一応物価高対策は何とかしてますよという程度のものか。

img_8942

〇ナフサ不足による値上げ、20パーセント、エフピコ

〇餃子屋がトレーがないので一部製造休止という。

最後の二つはまさにナフサ不足からの問題である。まず一つ目はエフピコが値上げを打ち出した。これはすぐに重要家筋は飲まざるを得ない。このエフピコというのはスーパーに並んでいる総菜や弁当、ミートトレーなど食品包材のトップシェアのメーカーである。それゆえにテレビにも紹介されるほどの会社である。このトップメ-カーが本気というかやらざる得ないのであれば当然市場にはいきわたる。下位のメーカーも当然従うし、やらざるを得ない。材料が不足しているのでこういう時に値上げをしないでシェアーを伸ばすような企業は一社もいないだろうから、安値販売からは脱却できるいい機会となる、と私は思う。品物不足が追い風になる。などと不謹慎なことを言うと怒られる。またこの関連ではあるが包材がないので餃子の会社が一部製造休止というくらい切羽詰まった状況になってる。末端に近いほど製品不足で大変なことになっているのではないかと思う。こうなるとヨーグルトや乳酸菌飲料などはどうなってるだろうか。

これに関してはユーチューブで大騒ぎになっている。境野晴彦(政府資源エネルギー庁のアドバイザー、兼コレクトエネルギーCEO、元日本石油の社員)という方がナフサは6月に詰むと言った。高市早苗首相(4か月分は確保していると説明)ほかがこの件で反論している。反論はデータがはっきりしない。政府は安心を打ち出したいのか。正確な情報の方が安心感はあるだろう。さらに餃子屋の話も現実の話としてユーチューブには出始めている。政府は安心してくださいと言っているようだが、業界は全く違う反応である。これについては次第に深刻化していくのではないかと思う。連休明けが心配だ。

韓国ユン大統領の裁判

260430今日の日経の国際関係は大体がまだ予備段階のものが多い。下記の内容であるが、一番気になったのは韓国大統領の行く末である。

1,トランプとイギリス皇室の晩餐会、二人のにやけた顔、あまりの愚かさが出ているような恥ずかしい顔が映っていた。日経はこの晩さん会に関してはほぼ意味のないセレモニーだとしている。皇室外交といっても力はない。

2,アフリカの関税をゼロ、中国は約50か国のアフリカ系の輸入関税をゼロにすると発表も記者はアフリカの最大の問題は物流にあるという、他国の50パーセントは高い。

3、イランアラグチ首相停戦案の改訂版作成し近いうちにアメリカに提示する予定らしい。もはや力ないプーチンにも助けを求めているのか単に形だけのことなのか.ロシア往訪とありプーチンと握手している写真が出ている。

4,狙われるトランプとある。これもいらない記事だろう。

5,韓国ユン大統領二審は懲役7年、一審は5年だった。すでにこう変わってきているのか、この件は朝日も報じている。ほかの審議では無期懲役を言い渡されている。国家反逆罪で死刑相当なるも年齢を勘案し、無期を言い渡された。まだまだ続くはずの長い裁判のひと過程に過ぎないのか、韓国ドラマのように最後は10年後に出てくるというようなものなのか。奥さんも金品を授受したということで2、3年の実刑判決が出ていた。昨日の記事には掲載されていた。しかしこの大統領の行動に関しては詳細な記事がなくなぜあんなことになったのかがよくわからないままである。

インドネシア国連平和維持軍4名死亡

今日の日経記事は

エドワード・ルースの論説ではイスラエル寄りアメリカの政権に反して現在の若いアメリカ人はパレスチナに共感を抱いている、という。ナフサの40パーセント減、昨日の現役の会社員イに聞いた話では樹脂特にスチレン樹脂は100円/キロの値上げをしているという。だから30から40パーセントくらいの値上げが樹脂では始まっている。もう一つインドネシアのレバノン平和維持軍の兵士が4人なくなった、レバノン駐留のインドネシア人。ヒズボラとイスラエルの双方にやられていると報じている。またイランアラグチ首相がプーチンにあっている写真が掲載。てんこ盛りの海外情勢記事である。もうひとつは千代女研究で博士論文を書いたという76歳の女性。埼玉大学大学院でとの事。すごいねである。この中から何か一つを取り上げるとすれば、僕はインドネシアを取り上げたい気になっている。重要な話だろう。隠れた人たちが死んでいくのは堪えがたい話ではないか。

img_8915
img_8913
続きを読む “インドネシア国連平和維持軍4名死亡”

イラン米問題の今後、厳しい内容

260427日経新聞
オピニオン2「中東発揺れる国際秩序」『米の信頼失墜。ミニGゼロ』
慶応大学院教授田中浩一郎

img_8917

田中教授が日経新聞のために書いた論説である。(26年4月27日朝刊)
この内容は誰よりもこの戦争における危機の状況が長く続くと言っている。この論点をまとめると


①アメリカは中東に軍事基地を置いているが、守ってくれなかった。
②イスラエルはイランの体制存続を承服できないので今後何度も第三次、第四次の攻撃が起こる可能性がある。イスラエルにとっては誘惑ではなく必然。
③中国はこの問題に手を出すつもりもなくロシアは余裕がない。
④湾岸アラブ諸国にとってはイスラエルも問題ある。米国が頼りない。
⑤イスラエルと米国はどちらも軍事大国で圧倒しているがイランの地上での問題を変更する力はない。
⑥アメリカはイラク戦争の時同様危ないやつは殺せとばかりに何も調査せず戦争を始めるという無謀を犯した。イラン戦争の経験が生きていない。
⑦中東ドバイを中心とした経済的投資も衰退していく。リスクが高い。
⑧イランはホルムズ海峡をカードとして戦えると確信した。今後も米国イスラエルとの闘いが起こればこの方式をすぐにでも取るだろう。

要約というよりほぼ中身と同じくらいの長さになったが、基本的にすべてを踏まえており妥当な意見だ。紛争が終われば何かが変わって、あっという間に石油の値段も戻るというのはむなしい空想でしかないかもしれない。

村木厚子の事件を振り返って

260425村木厚子関連の読書ブログ
「私は無実です、検察と闘った厚労省官僚村木厚子の445日」今西憲之+週刊朝日取材班著、朝日新聞出版、2010年9月

img_8904

この事件の概略
この事件は2009年に発覚した。その前から凛の会という身体障害者の偽の団体があり、その団体が郵便料金を不正に格安にしてもらうために、厚生労働省から身体障害者団体である認定をえてその認可を受けた。これにより3億円余りの利益を享受した。その主役が当時課長だった村木厚子が主導したとされ、2009年6月に逮捕、そこから約5か月勾留、2010年9月に無罪判決。

村木厚子という人物
事件自体は5年前にさかのぼるような出来事であった。当時は課長、逮捕された時には、厚生労働省雇用均等、児童家庭局長となっていた。地方大学出身で局長、最後は事務次官まで行った。こういうことはまれであることが言われている。

続きを読む “村木厚子の事件を振り返って”

ネクストクラウドを知ってるだろうか?

260424読書ブログ
ネクストクラウドを知っているだろうか。

今日はこのパソコンで使うところのあるソフトについて紹介する。なぜ紹介するかというとこれを使えるようになった嬉しさを分かち合いたい気分だからである。本の紹介ではないがこのソフトの紹介をしていきたい。

このソフトはプライベートで使う場合は無料である。かつ自宅サーバーとなるソフトである。ただこのソフトは一人で導入しようとすると大変なエネルギーがいる。時間がないと大変なことになると思う。そういうちょっと入口のところでつまずきやすい。また少し導入後も条件が変化したりすると途端に使えなくなるやや不安定なソフトでもある。

img_8872

どうやってその入り口問題を解決したか
私の場合はつきっきりのチャットGDPである。このチャットGDPの付き添いのおかげで何とかこのソフトを立ち上げることができた。多分5時間くらいはかかったのではないか。今までであれば、私のようなプログラム音痴な人間にはこのソフトを立ち上げて自宅サーバーが使えるところまで到達することは無理だった。そういう意味では生成AIもありがたい。何とかこぎつけるところまで行ける。ものすごい時代の変化でもある。

続きを読む “ネクストクラウドを知ってるだろうか?”

「象徴天皇の実像,『昭和天皇拝謁記』を読む」の感想

読書ブログ260317

原武史「象徴天皇の実像,『昭和天皇拝謁記』を読む」岩波新書、24年10月18日発行
参考、「昭和天皇拝謁記」を読む、岩波書店、24年8月6日発行

img_8635


この本は最近天皇の後継をだれにするかというような議論があったり、皇室の若き女性が国民的関心の的となり海外逃避行のような結婚をしたりで政治的にもスキャンダル的にも話題になっている。
そうした環境もあるが、矢張り戦後責任論的な問題としてこの種の本には関心を抱き続けてきた。
そこで岩波書店から新書という形式で発行されたので入門としてでも読んでおきたいと思った。

昭和天皇の戦争責任論はこの中でも触れられている。特に皇室内部からは責任論が出て退位したほうがいいということもだいぶいわれたようである。
しかしながら原武史の見方によるまとめなので仕方ないかもしれないが、この責任論に関しては、昭和天皇はまともな政治責任、戦争責任をとれるようなしっかりした人格の人ではなかったように感じる。基本的に日本国民に対しての責任ということは彼の意識にはほぼないと思っていいだろう。天皇の向いてる先は歴代の天皇であり、太古のアマテラス大御神であって日本国民ではない。そういうことが何となく見えて来る。昭和天皇のいろいろな発言からあぶりだされて来るのは、どうもそういうことらしい。

この本は短いので読んでもらえればそれで多少のことはわかるが、網羅的なのでそこを知りたいと思っても深くは書いていないといっていいだろう。
この本を読んだ読後感として一応書いておきたい。

はっきり言えば、まったく新鮮味のない新しい発見のない天皇の発言ということだ。この本を読んだだけの感想だから間違っているかもしれない、という但し書き付きであるが。しかしわかったこともある。それを3点あげる。
①天皇は国民のほうは向いていない。彼の戦争責任論はむなしい。彼の責任として考えていることは歴代の天皇と古代の神々に対して感じてるということだった。

②共産主義の勃興については恐怖感を抱いている。これも体制変換という問題から見ると自分が一番の矢面に立つという立場からであろう、相当な心配をしている。ロシア、北朝鮮、大学自治の動きに共産党が関与していることなど。

続きを読む “「象徴天皇の実像,『昭和天皇拝謁記』を読む」の感想”

イザヤ書という預言書の一節を読む

イザヤ書21章11,12節

この神秘的な短い預言は何を語っているのだろう。

ドウマの託宣

私にセイルから叫ぶ者がいる。

「夜回り人よ、夜は何時か、夜回り人よ、夜は何時か。」

夜回り人は言った。

「朝は来る、夜もまた。もし尋ねたいなら、尋ねよ、もう一度来て。」

これはまず、夜である。そして戦争状態である。通常の常態ではない。危機の時である。

この夜がどのくらいで朝を迎えられるのか、という問いである。

我々の時代の問いと全く同じである。夜である。深い闇の中にいる。誰かに聞きたい。いったいこの苦難はいつ終わるのかと。この世界の苦しみはいったいいつになったら終わってどこへ我々は行くのか。救いはやってくるのか。この人間としての誰かに聞きたい問い、がここにある。そして一番ふさわしい夜回りをしている見張りにこの問いを問いかけた。

この答えが、朝は来る、夜もまたである。暗示的である。夜もまた来るのである。まだまだ危機は続く、といっているようでもあり、小康状態になるかのような答えでもある。この多義的答えがまた重要であろう。この答えは考えさせられる。解決は一挙には来ない。一瞬で終わったと言えるような状態にはならないという事を言っている。疑問はさらに深まった。これこそが問いと答えである。問うことによって疑問がさらに深まり悩まされる。しかしまたもう一度聞きたければ、戻って聞きに来なさいという。ここに何か深い真実が潜んでいるような気がする。こういう答えは神的といってもいいのではないか。夜回り人の答えが闇に消えていく。夜の静けさが声の響きを一層鮮明にしているようにも思える

吉田茂の娘の話

「父吉田茂、麻生和子」光文社1993年12月
この本を紹介したい
なぜこの本か
朝日新聞の土曜日(正確ではないが26年一月第二週目の土曜日ではないか)のBEという別紙に原武史が2.26事件のことを書いている。その中に麻生和子のことが触れられており、その引用はこの本だった。原の文章は湯河原の伊藤旅館に何時ころの汽車で行ったとかそんなことが書いてあったはずである。彼女はすすめのあった結婚を断るために母方の父、彼女から見れば祖父つまり牧野伸顕ではあるが、夕方、旅館に到着した。話は明日ゆっくり聞くからと言われてその日は何もなかった。一夜明けての朝に2.26事件だ。結局朝一番からこの事件に彼女も巻き込まれたが、からくも牧野伸顕と裏山に逃げおおせた。偶然とはいえ日本史に残る大事件に遭遇した。

この本の大事なところ
やはり吉田茂の風貌というか匂いのようなものが感じられるところか。娘としてどういう役職だったかははっきりしないが娘として父親の仕事をかなり手伝っていた。サンフランシスコ講和会議の随行員として父親と一緒にいっている。外交官から政治家になった父親の手伝いをしながら近くにいた時間が長いことから、簡潔に彼の人格や人物像が描かれている。

続きを読む “吉田茂の娘の話”

NHK朗読、井伏鱒二「珍品堂主人」という骨董屋の世界

読書ブログ251209
井伏鱒二「珍品堂主人」1959年昭和34年中央公論発表(一月号から9月号まで)
井伏鱒二全集第20巻所収

この小説をなぜ読むことになったか。

NHKラジオの朗読で何回か聞いていた。ものすごく読みやすそうな語り口である。女性アナウンサーが毎回15分程度である。これを終えるには30回は必要ではないかと思われる。朗読は芸術だ。人の心に静かに響く。落語とは多少違っているが、落語もラジオで聞くと味わいがある。楽譜を見ながら曲を弾くソロの音楽のように感じる。そういう心地よい音楽を聞いている風情でこの小説に出会った。そこで原本を取り寄せて読んでみた。
(と書いて女性アナウンサーとばかり思っていたが、調べると、実は講談師の田辺いちかさんである。さすがにうまい、アナウンサーのレベルはすごいななどとは思っていたが、やはり違っていたのである。聞く価値はある。)https://tanabeichika.com/

内容


この小説の背景となる時期については、戦後すぐのような書きぶりである。それにしては生活難の感じもしない。書いた時期も時期であるから、東京ではすでに戦後の焼け跡はもうなかったであろう。実際に私もこのころ東京には住んではいないが、小学校高学年だ。両親は塾に行くことを勧めた。そして私は今でいう学習塾には行っていた。中学受験が厳しいという時期に差し掛かっていた。そのくらいもうサラリーマンの家庭でも食うや食わずの生活というではなしに、少しは落ち着きのある生活ができつつあった時代であった。

続きを読む “NHK朗読、井伏鱒二「珍品堂主人」という骨董屋の世界”