「空の空」ー知の敗北、中沢洽樹、山本書店、1985年発行
イザヤ書の専門家である、中沢洽樹がこういう本を書いているとは知らなかった。
中央公論者の世界の名著シリーズの新書化された中の旧約聖書は中沢洽樹氏が編集し翻訳もしている。その中になぜか、コーヘレトが入っているのが不思議だったが、その彼の最期のほうの注が非常に印象的であった。比喩を重ねてあり、表向きはきれいな話だがちょっとわかりずらく、比喩を解けば死にゆく老化の話である、という二重構造になっていることを指摘してあった。これがきっかけで彼のその他の本があるのかないのか気にしていると、図書館にこの本があった。
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