コーヘレトの言葉の最終章が意外な比喩で満ちていた。

コーヘレトの言葉(かつては伝道者の言葉と言われた。)の最終章の個所が隠喩、暗喩で満ちていたことをご報告する。これを知らなければこの個所の理解はむつかしい。

少し長いが引用する。(これは中央公論社、旧約聖書、中沢洽樹訳、もともと世界の名著シリーズにあったものである。この翻訳は名訳といえるのではないか、人間臭さ、こなれた日本語である。)

私は知らなかったが、この翻訳の最後の方に注釈があり、その注釈に書かれている。この年になるまでこのことを知らなかったのである。またこの個所は何か預言でもしているのかという気がした。しかし、この個所は老境から死に至るまでを隠喩で歌った有名な歌だという事だ。あまりの無知をさらけ出すようだが、多分知らない人もいるので共有したいと思いここに掲載させていただいた。この本をもっている方はそこを参照していただければいいのである。

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最近の自殺と聖書の言葉

最近の自殺について聖書から見つけた言葉

慰めのある言葉を見出す。聖書はいつも突然深い衝撃を与えてくれる。それはその人にしかわからないのかもしれないが、一つ一つの言葉が普通の言葉ではない。誰も言わないことを言うのである。また語られている言葉がいつも重く、しっかりとしている。どうでもいいようなことは一つもない。そういう言葉が見つかった。

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旧約聖書、詩篇11の義人は何をしたのか?

ヘブル語の勉強をしている中で詩編も連続的に最初から勉強中である。今は先生がいないので、ヘブライ語聖書対訳シリーズの詩編と月本昭男「詩編の思想と信仰」、岩波版「旧約聖書、詩篇」などを読んで勉強中である。心にひっかかる詩編を見つける。

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種まく人

種をまく人

詩編126編5,6節

涙をもって種まくものは、

喜びの声をもって刈り取る。

種を携え、涙を流して出ていくものは、

束を携え、喜びの声を上げて帰ってくるであろう。(口語訳聖書)

これは126編の中では強烈に響く、人の内面に深く刺さるように伝わってくる言葉だ。

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インマヌエルの含蓄

インマヌエルという言葉

この言葉はイザヤ書に出てくる。この不思議な言葉。7章14節

「それゆえ、、主自ら、あなた方に一つのしるしを与えられる。見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を生み、その名を『インマヌエル』となづける。」

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災いの日には神を見よ!

コーヘレト書(7章13から14)

(月本訳、岩波版旧約聖書)

神の業を見極めよ。
彼が曲げたものを、だれがまっすぐできようか。

幸いの日には幸いであれ、
災いの日には(災いを)見つめよ。

人間が後のことを何一つ見極め(られ)ないようにと、
神はあれもこれも作り出したのだ。

(日本聖書協会、1955年改訳)
神のみ業を考えてみよ。
神の曲げられたものを、
だれがまっすぐにすることができるか。

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イザヤの発見した神のイメージ

イザヤ書40章、10,11から

見よ、主なるヤハウェを。

彼は力を帯びてこられ、

ご自身のためにその腕が統べ治める。

見よ、彼の報いは彼とともに、

またその報酬はその前にある。

彼は羊飼いのようにその群れを飼い、

その腕に子羊たちを集め、懐に抱き、

乳をのませる羊たちを導く。

(岩波版、旧約聖書Ⅶ、イザヤ書、関根清三訳)

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どれだけ混乱が広がるのだろう。打つ手がないようにしか見えない。

イザヤ書40章6節から、(日本聖書協会、新改訳)

「呼ばわれ」というものの声がする。

私は「なんと呼ばわりましょう」と答えた。

「すべての人は草、その栄光は、みな野の花のようだ。

主の息吹がその上に吹くと

草は枯れ、花はしぼむ。

真に、民は草だ。

草は枯れ、花はしぼむ。

だが、私たちの神の言葉は永遠に立つ」

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神の激しさを垣間見る

イザヤ書40章1節

慰めよ、慰めよ、我が民よ、あなた方の神は言った。

あなた方に語れ、エルサレムの心に向かって。そして彼女に向かって叫べ。

苦役は完全に終わった、彼女の不法は許された、すべての彼女の罪の2倍のものをヤハウェの手から受け取った、と。

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夜の時代に生きるもの

イザヤ書21章11,12節

この神秘的な短い預言は何を語っているのだろう。

ドウマの託宣

私にセイルから叫ぶ者がいる。

「夜回り人よ、夜は何時か、夜回り人よ、夜は何時か。」

夜回り人は言った。

「朝は来る、夜もまた。もし尋ねたいなら、尋ねよ、もう一度来て。」

これはまず、夜である。そして戦争状態である。通常の常態ではない。危機の時である。

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