ナチス人種主義の淵源は

ナチ神話、フィリップ・ラクー・ラバルト、ジャン・ルック・ナンシー、守中高明訳 松籟社発行、2002年 この本は、90ページ程度の非常に薄い本である。ストラスブール大学の哲学の教授二人が共著として出したものである。またスト続きを読む “ナチス人種主義の淵源は”

ドイツ敗北の年のハイデッガー

貧しさ、マルティン・ハイデッガー、フィリップ・ラクー・ラバルト、西山達也訳、解題、藤原書店 時代 この本は、ハイデッガーがドイツの敗北がはっきりした時の1945年6月にある城館で講演した時の、ヘルダーリンの言葉、「精神た続きを読む “ドイツ敗北の年のハイデッガー”

記憶の中のヴェトナム戦争

ヴェトナム戦争全史、小倉貞男、岩波書店、1992年 330ページ この本はすでに古いものか、今でも通用しているものかはわからないが、ともかくもヴェトナム戦争というものがどういうものであったか知りたい、記憶にあるヴェトナム続きを読む “記憶の中のヴェトナム戦争”

高橋和巳は一体何だったのか

高橋和巳「わが心は石にあらず」新潮文庫、昭和46年発行(1971年) 初出昭和39年から41年まで雑誌「自由」に掲載されたもの。 この本をなぜ読むのか この本も吉本隆明と同様、我々の学生時代に超人気作家であった。会話の中続きを読む “高橋和巳は一体何だったのか”

大岡昇平の少年時代、青山、渋谷

大岡昇平「少年」講談社文芸文庫、1991年(初出1973から1975年、文芸展望連載) この本は、この4年前に「幼年」というのを書いている。その続編であろうが、著者はこの「少年」が本編と思ってくれという。(後書きにある。続きを読む “大岡昇平の少年時代、青山、渋谷”

カントの平和論とは

イマヌエル・カント「永遠平和のために」中山元訳、光文社古典新訳文庫、2006年初版(原著は1795年) なぜこの本を読むか。 まずカントの本はむつかしい。突然抽象化が始まる。それも極端でさりげなく飛躍していくので訳が分か続きを読む “カントの平和論とは”

国富論よりこの本を薦めます。

法学講義、アダム・スミス、水田洋訳、岩波文庫、全500ページ、2005年発行 (原書は1748年から51年にグラスゴウ大学での冬学期の講義の学生のノートから) 初めに この本は経済学者として世界的に著名となった古典、国富続きを読む “国富論よりこの本を薦めます。”