大塚久雄、近代化の人間的基礎、岩波書店、全集第8巻、1969年第一刷発行 (この本は筑摩書房刊、1968年発行、であったが、大塚久雄著作集に第8巻に入った。) 1、紹介 大塚久雄は戦前戦後の経済史家として超有名。しかし大続きを読む “二つの自由に関する近代化の人間的基礎”
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現代の自律する主体の形成とは
「日本の個人主義」小田中直樹、ちくま新書、2006年発行 1、なぜこの本を読むか これは、大塚久雄の近代化の人間的基礎、を読んだときに現在大塚の批判はどうなっているのかというのを知りたくて、関連本として読み始める。大塚批続きを読む “現代の自律する主体の形成とは”
甘えの奥深い考察
「あまえ」の構造、土居健郎、弘文堂、昭和46年初版(1971年発行)奥付を見るとその後11年間に133刷というので、驚異的な発行部数であっただろう。インターネットに載っていたのは20年間で150万部、英仏独ほかの6各国で続きを読む “甘えの奥深い考察”
妬みと嫉妬の重要性
「いじめと妬み」(戦後民主主義の落とし子)土居健郎、渡部昇一、PHP研究所、1995年発行(全部で173ページ) (戦後民主主義の落とし子)という言葉は渡部昇一的な注釈である。土居氏はそういうことを語ってはいない。この本続きを読む “妬みと嫉妬の重要性”
台湾人の生き苦しさを知る
「台湾海峡」王育徳著、1983年発行、日中出版社 この本は簡単にいえば台湾における文学=小説の戦後の傾向と問題点を書いたものである。(1945年から70年前後まで)しかしこの文学史から透けて見える大きな問題を著者は書いて続きを読む “台湾人の生き苦しさを知る”
台湾の小説、濁水渓
邱永漢「濁水渓」中公文庫、昭和55年(1980年)(初出、昭和29年、1954年) この本は直木賞候補になったそうだ。「香港」(昭和30年、1955年直木賞を取る) 概略 この本は、台湾出身の邱永漢のほぼ自伝のような小説続きを読む “台湾の小説、濁水渓”
価値貫徹型の教授寺尾誠
今回はちょっと硬い本を取り上げる。 改定「社会科学概論」寺尾誠、慶應義塾大学出版会、1989年の初版を97年に改定新版として出版。 この本は、私が大学の時に師と仰いだ、寺尾誠教授の本で、我々が学生の時にはこの種のまとまっ続きを読む “価値貫徹型の教授寺尾誠”
ユーゴスラビア空爆の悲劇
空爆下のユーゴスラビアで、-涙の下から問いかける、ペーター・ハントケ 訳元吉瑞枝 同学社2001年6月発行 以前書いたコソボ紛争の中でペーター・ハントケの名前が出ていたのでこの人の本を読んでみたい、と思った。(ブログ;コ続きを読む “ユーゴスラビア空爆の悲劇”
資本主義の終焉はどうなる
アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート著「帝国」ーグローバル化とマルチチュードの可能性、水嶋一憲他訳、以文社、2003年発行、約580ページ (この本を一か月かかって一応読了した。読了したが、この本を読んでわかること分から続きを読む “資本主義の終焉はどうなる”
衰退する米国、勃興する中国
「北京のアダムスミス」(21世紀の諸系譜)ジョバンニ・アリギ著、作品社、2011年発行、(原著は2007年発行)673ページ(ページがふってある箇所だけで) この本は、ネグリの大著、「帝国」をさらに上回る厚みである。 こ続きを読む “衰退する米国、勃興する中国”