楊逸(ヤンイー)「時が滲む朝」、文芸春秋、2010年発行、(初出2008、文学界) 天安門事件のころに大学生であった主人公が、その後大学を退学させられて、日本へ来る。その天安門事件関係の人々の動向と中国人の日本での生活の続きを読む “中国人の青春”
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自然権、自然法の重要性
岩波文庫、ホッブス著、ビヒモス、翻訳山田園子、2014年発売 概略 イギリスの1630年あたりから、1660年あたりまでの歴史を中心として、そのイギリスの内戦状態の原因について分析した本である。王が処刑されてから王政復古続きを読む “自然権、自然法の重要性”
新自由主義という民営化の思想
新自由主義、その歴史的展開と現在、デヴィット・ハーヴェイ、監訳渡辺治、作品社、2007年、 デビィット・ハーヴェイは1935年生まれ、経済地理学者、原著2005年発行(ということは著者70歳の時の作品) この本は、新自由続きを読む “新自由主義という民営化の思想”
吉本隆明を知ってるだろうか
吉本隆明、戦後史詩論、大和書房、1978年9月発行 1、吉本隆明を知っているだろうか。 二女は吉本ばなな、作家、長女は漫画家。娘の有名さで親父も晩年忘れられたころには再度有名になった可能性もある。 ウイキペディアなど見る続きを読む “吉本隆明を知ってるだろうか”
トルストイの民話の面白さ
「人は何で生きるか」トルストイ民話集、中村白葉訳、岩波文庫、1932年第一刷、1985年に50刷というからかなりの発行部数といってよいだろう。 今日は閑話休題、である。トルストイの本にはいろんな民話風の話が多い。という事続きを読む “トルストイの民話の面白さ”
他人の存在を考える、哲学
デカルト的省察、エドムンド・フッサール、翻訳浜渦辰二、岩波文庫、2001年(原著1931年パリ) この本をなぜ読むか 現象学という哲学のためには避けて通ることのできない分野である、ということと、ハイデッガー続きを読む “他人の存在を考える、哲学”
共同幻想論を今読む
吉本隆明、共同幻想論、吉本隆明全著作集11、勁草書房、1972年(初出1966年雑誌文芸、単行本としては1967年河出書房新社発行) この本をなぜ読むか 知り合いからぜひこの本を読んでくれという依頼もある。また学生時代超続きを読む “共同幻想論を今読む”
ナチス人種主義の淵源は
ナチ神話、フィリップ・ラクー・ラバルト、ジャン・ルック・ナンシー、守中高明訳 松籟社発行、2002年 この本は、90ページ程度の非常に薄い本である。ストラスブール大学の哲学の教授二人が共著として出したものである。またスト続きを読む “ナチス人種主義の淵源は”
ドイツ敗北の年のハイデッガー
貧しさ、マルティン・ハイデッガー、フィリップ・ラクー・ラバルト、西山達也訳、解題、藤原書店 時代 この本は、ハイデッガーがドイツの敗北がはっきりした時の1945年6月にある城館で講演した時の、ヘルダーリンの言葉、「精神た続きを読む “ドイツ敗北の年のハイデッガー”
記憶の中のヴェトナム戦争
ヴェトナム戦争全史、小倉貞男、岩波書店、1992年 330ページ この本はすでに古いものか、今でも通用しているものかはわからないが、ともかくもヴェトナム戦争というものがどういうものであったか知りたい、記憶にあるヴェトナム続きを読む “記憶の中のヴェトナム戦争”