ヨセフスの自伝から今のイスラエルを思う

フィラウィス・ヨセフス「自伝」秦剛平訳、山本書店、1978年

(前書き山本書店主、解説、あとがき秦剛平)

なぜこの本を今読むのか

イスラエル問題の現在、いつ終わるとも知れないガザの苦難、ハマスも悪い、イスラエルはもっと悪い、特にネタニヤフ政権はもっとひどい。(オランダハーグの国際司法裁判所はプーチンとネタニヤフに犯罪者として裁定を下した)ことに、今年のアメリカの大統領選挙、インド、ロシア、6/3にはメキシコ女性大統領が誕生するというニュースがあった。そういう世界で選挙の年と言われており、その選挙結果によりウクライナやイスラエル。ガザ問題の世界での扱いが大きく変わる可能性がある。私は、戦争というものの悲惨さ、過酷さ、フェイクな情報戦、、協力する陣営の対立、弾薬工場の増産活動(背後にある産業間の戦争でもある)戦時体制、制裁回避、国内政治の動向による政治家や政策の不安定さ、i1枚岩ではないヨーロッパ、NATOの動向などTVニュースや新聞で毎日読んでいる。やはり強いやつが強いだけだ、との感は否めず。国連決議も弱く実際の行動までにはいかない。グテーレス議長が何を言っても事態は変わらない。

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反戦歌はどこへ行った?

鶴見良行著作集2,べ平連、みすず書房、2002年6月(著作集は全12巻、大体一冊、500ページ、7000円程度)

「志の女」ジョーン・バエズ

この著作集の中のこの巻は大体べ平連で活躍していたころの著作、というか収録されている単行本はなく、雑誌に書き散らしたものを集めたものだ。解題によれば、ジョーン、バエズの記事は1967年朝日ジャーナル2月19日号で発表とある。朝日ジャーナルのあった時代のことである。

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女性から見た戦争

岩波現代文庫、スヴェトラーナ、アレクシェ-ヴィッチ、翻訳三浦みどり、解説澤地久枝、初版2008年群像社から発行、岩波現代文庫2016年発行

岩波の現代新書の中の一つ、ロシア、ウクライナ戦争が始まった頃この本を見つけた。しかし何となく読めなかった。今の戦争とは違うんだろう?とか思って。

しかしたくさんのロシア女性が従軍した。(あとがきによると100万人、15歳から30歳)また500人以上からインタビューである。

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スリランカの経済破綻と一杯のコーヒー

清田和之「スリランカ幻のコーヒー復活の真実」文芸社2023年8月発行

この本をなぜ読むか

この本は、今年の2月9日の日経新聞文芸欄に紹介された清田氏の「紅茶の島でコーヒー復活」の記事を読んで触発され、彼の書いた本を買い求めた。非常に薄い本である。いろんなところに書き溜めたような文章を一冊にしたのではと思わせられる重複や同じことをくどく説明するところもあり、読了するのに結構時間を食ってしまった。またこの本は事業が現在進行形であり、生産や販売の当事者が書いた、という点で珍しいのではないか。

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イスラムと偶像崇拝

「反西洋思想」I・ブルマ、A・マルガリート、堀田江理訳、新潮新書、2006年9月発行(原著2004年発行)

なぜこの本を読み始めたのか

一番私の頭にあったのは、なぜこうも欧米、特にアメリカはすべての基準を作れるのか。基準とか規則とかスタンダードとかオリンピックのルールも同様であるが国際基準を作ることができるのか。ほかにもっと安定的な世界の基準というものがないのだろうか、あるいはそういう基準を作れる思想というものはないのだろうか、という発想だ。欧米発の科学、経済、法律、制度、国際的な取り決め。あるいは基本的な学問。何かもが欧米である。今回のウクライナ停戦問題もアメリカが中心となって決めていく。どこまで成功するかわからないが、あるいはガザの処理も何故イスラエルとアメリカでこれほどまでに強引にやれるのかということが不思議だ。こういう現状、非欧米基準というものはないのか。ほかの基準というものは何処かにないのか、と探していたらこの本に出合った。しかし、この本に関して言えば、そういう狙いとは全く別の問題を取り扱っていた。新書ではあるが、なかなか難しいテーマを取り扱っている。

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ユダヤ人、ドレフュス

「ドレフュス事件、真実と伝説」アラン・パジェス著、吉田典子/高橋愛訳、法政大学出版局2021年6月発行

どんな本であるか

この本はドレフュス事件に関しての全体的な説明というよりも、ドレフュス事件をよく知っている人たち、専門家などに対して、事件での様々な状況や疑問点に関して、現在から振り返って見るとあれはどうだったのかというような、問題別検討というような体裁をとっている。ということから事件の全貌を知らない人には多少困惑させられるところがある。そうはいっても大体概要はつかめる。

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イスラエルを最初に構想した人

「古くて新しい国」(ユダヤ人国家の物語)ヘルツル、村山雅人訳、法政大学出版局、2024年9月発行(原書は1902年ドイツで発行)

1,この本をなぜ読むのか

「反西洋思想」イアン・ブルマ、A・マルガリート共著、新潮社新書

にシオニストのおとぎ話p214から221までに結構詳細にこの小説の内容がまとめられている。その中で20世紀最大の重要本ではないかと書かれている。ヘルツルは才能豊かな作家ではなかったが、20世紀最大に重要な本であるとの表現があるので、すぐに図書館に行きこの本を借りることにした。さらに分かったことはヘルツルという方はイスラエル建国の祖、とも言われている。(墓がウイーンからイスラエル建国後に移転されている。)「反西洋思想」という本はオクシデンタリストいう概念、東洋というか東方の思想で過激な暴力によって西洋思想と対抗しようという考え方について書かれた本である。ニューヨークの世界貿易センタービル崩落の9・11以後にこの惨状を目にして書かれている。但しその後このオクシデンタリストという概念が色々使われてきたかは私の目にする限りなかったのではないか。またこの著者のイアン・ブルマは学者ではないのでその後その概念を発展させる著書がなかったこともその理由かもしれない。別途この本についても紹介することになるが、そういうわけでこのヘルツルの本に出合った。しかもこの法政大学出版局の本はつい最近出版されたばかりだ。読むしかないと思った。

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ガザを知る基本書

広河隆一著「パレスチナ」新版、岩波新書、2002年発行

この本の意義

たぶん今起こっているイスラエル・ガザ紛争の問題をより正しく理解するためにはこの本を読むしかないだろう。先日日本橋丸善に行くと中東紛争問題については2冊の本があるだけで一冊は「イスラエル」関係を主として扱っており、もう一冊は中東の専門家の臼杵陽「中東の世界史」くらいだった。確かにこの紛争が始まってからまだ1か月くらいしかたっていないのでこの事件を書ける人はいないのだろう。しかし、広河隆一の本を読めばすぐにわかる。今現在の事と同じことが繰り返されてきた。この本を読んでいると現在の事とほぼ変わらない。現在の報道のようにも感じてしまう。同じ悲劇が何回も何回も何年も起こっているのだ。

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日本の底力となってるもの

「再興 THE KAISHA 日本のビジネス・リイベンション」ウリケ・シェーデ著、渡部典子訳、日本経済新聞社 2500円、2022年8月初版、23年4月第2刷

この本は、私はあるユーチューブを見て初めて知った。ウリケ・シェーデ教授が対談で語っていた内容が非常に興味を持てた。いつか読みたいと思った。しかし、本屋に行くと大抵は置いてないか売り切れ状態である。つい最近日本橋丸善に行ったときに図書検索でやっと探して見つけた。経営の棚にあり経済の棚ではなかった。なぜという疑問はあったが、私も悲しいかな少しでも安く買いたいと思ってその本を目の前にしてメルカリやアマゾンの最安値はどの程度かなどと調べる。するとほとんどそう安くない。そこでただちに購入したという次第である。そんなわけで入手できたのが遅かった。

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株主総会の時期には知っとくべきテーマ

渡辺泉著、会計学の誕生ー複式簿記が変えた世界、岩波新書2017年11月発行

この本をなぜ読むことになったか。

1、複式簿記は,M.ウェーバー、マルクスなどが近代資本主義の重要な発明でかつ資本主義に固有であると言っていた。

2,仕事をしていた時には経理の仕事は私には全く関係ないと思っていた。会計はわからないことが多かった。特にここで表題に出ている複式簿記の本来的な意義というものがよくわからなかった。

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