小田実「難死の思想」岩波現代文庫、2008年発売(初出1965年1月号『展望』その他は1976年まで他の雑誌などに書かれたもの。彼の33才から43才のころの評論集である。) 小田実は29歳の時に発表した「何でも見てやろう続きを読む “戦争と個人の責任を考える”
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国富論よりこの本を薦めます。
法学講義、アダム・スミス、水田洋訳、岩波文庫、全500ページ、2005年発行 (原書は1748年から51年にグラスゴウ大学での冬学期の講義の学生のノートから) 初めに この本は経済学者として世界的に著名となった古典、国富続きを読む “国富論よりこの本を薦めます。”
エラスムスという存在
エラスムス「平和の訴え」箕輪三郎訳岩波文庫1961年(原書1517) 初めに この本の翻訳は箕輪三郎となっているが、途中で亡くなったため二宮敬氏が翻訳したものと考えられる。 また平和の訴えは、当時の戦争をつぶさに知ってい続きを読む “エラスムスという存在”
ロンドン塔に幽閉され刑死したトマスモア
エラスムス=トマス・モア往復書簡、沓掛良彦・高田康成訳、岩波文庫、2015年6月発行、(原著1499年から1533年までの50書簡) 初めに年代の確認 エラスムス30才から64才まで トマス・モア21才から55才までの現続きを読む “ロンドン塔に幽閉され刑死したトマスモア”
日本の社会党の解党の意味
「社会主義」マックス・ウェーバー、濵島朗訳・解説、講談社学術文庫、昭和55年発行(1980年)ウェーバーの1918年講演に基づく。 社会民主党の衰退、解党、解散について考える。福島みずほ党首がテレビに出ていたが、一人社民続きを読む “日本の社会党の解党の意味”
マルクスの資本論は今どのように読まれるべきか
熊野純彦、マルクス資本論の哲学、岩波新書、2018年1月発行 マルクスの最近の流行 この本は、最近のマルクス流行の中の一冊であると言ってよいと思われる。このマルクスの人気は、アメリカの不動産を端緒として始まった世界的金融続きを読む “マルクスの資本論は今どのように読まれるべきか”
古くて新しいマルクスーウェーバー問題
「ヴェーバー社会科学の基礎研究」内田芳明、岩波書店、昭和43年(1968年)発行 1923生まれだから、45歳の時の作品といえるだろう。 彼は、「ヴェーバー『古代ユダヤ教』の研究」(岩波書店、2008年発行) のなかで我続きを読む “古くて新しいマルクスーウェーバー問題”
現代中国人の自己理解
「思想空間としての現代中国」汪暉(ワン、フイ)村田雄二郎、砂山幸雄、小野寺史郎訳 岩波書店、2006年発行 汪暉(ワン、フイ)1959年生まれ、南京大学卒、精華大学教授、ワシントン大学、コロンビア大学、香港中文大学、カリ続きを読む “現代中国人の自己理解”
民主主義から生まれたヒットラー
「現代民主主義 思想と歴史」権左武志、講談社メチエ、2020年12月発行 権左武志という人は、岩波新書「ヘーゲルとその時代」を書き,最後の方にマルクス主義の問題点をヘーゲルから論じるという事に可能性を感じた。そこにある続きを読む “民主主義から生まれたヒットラー”
大衆と市民の政治的違い
「大衆」と「市民」の戦後思想、藤田省三と松下圭一、趙星銀(ちょ さんうん)2017年発行、岩波書店 著者は韓国生まれで1983年生まれ、韓国延世大学卒、東京大学政治学科博士課程修了と裏付けには出ている。現在明治大学の講師続きを読む “大衆と市民の政治的違い”