中国人の目から見た南京事件

堀田善衛、「時間」岩波書店(岩波現代文庫所収、辺見庸解説)2015年発行(から2017年まで5刷)初出、1955年新潮社(ウイキペディアによると1953年発表らしい) この本は、堀田善衛が1918年生まれだから35歳くら続きを読む “中国人の目から見た南京事件”

大戦直後の台湾、歴史のうねり

「怒りの菩薩」、陳舜臣、集英社、1985年発売。初出は1962年。 これは陳舜臣の初期のミステリーの中の一冊である。 なおこの小説は2018年8月に台湾の公共放送でテレビ化されて評判のドラマとなった。多少原作と違うようだ続きを読む “大戦直後の台湾、歴史のうねり”

繆斌工作という和平工作を知っているだろうか?

銘のない墓標、陳舜臣、中公文庫、1991,9、初出1969,1講談社 この文庫に入っている最初の小説である。(3作品が入っている) 小説の背景となる歴史的な人物と事件 この小説のテーマはミョウヒン繆斌という人物の話である続きを読む “繆斌工作という和平工作を知っているだろうか?”

新自由主義という民営化の思想

新自由主義、その歴史的展開と現在、デヴィット・ハーヴェイ、監訳渡辺治、作品社、2007年、 デビィット・ハーヴェイは1935年生まれ、経済地理学者、原著2005年発行(ということは著者70歳の時の作品) この本は、新自由続きを読む “新自由主義という民営化の思想”

吉本隆明を知ってるだろうか

吉本隆明、戦後史詩論、大和書房、1978年9月発行 1、吉本隆明を知っているだろうか。 二女は吉本ばなな、作家、長女は漫画家。娘の有名さで親父も晩年忘れられたころには再度有名になった可能性もある。 ウイキペディアなど見る続きを読む “吉本隆明を知ってるだろうか”

トルストイの民話の面白さ

「人は何で生きるか」トルストイ民話集、中村白葉訳、岩波文庫、1932年第一刷、1985年に50刷というからかなりの発行部数といってよいだろう。 今日は閑話休題、である。トルストイの本にはいろんな民話風の話が多い。という事続きを読む “トルストイの民話の面白さ”