エルドアンのトルコの選択

「エルドアンのトルコ」ー米中覇権戦争の狭間、中東では何が起こっているのか、松富かおり著、中央公論社、2019,7月発行 この本はトルコを一応は中心としたケーススタディをしながら世界の問題を扱った本といえよう。簡単に言えば続きを読む “エルドアンのトルコの選択”

スンニ派シーア派を知る前に

「イスラーム思想史」井筒俊彦、中公文庫1991年発行(原著は1941,1948.1975年に書かれたものを一冊にした。) なぜこの本を読むのか アラブ諸国は、スンニ派、シーア派と別れているという。そのことによる政治的対立続きを読む “スンニ派シーア派を知る前に”

統計学を使ったウェーバー

「社会科学と因果分析-ウェーバーの方法論から知の現在へ」佐藤俊樹、岩波書店、2019,1月発行 この本は結構むつかしいというか統計学、確率論の知識がないと読めないところも多い。そしてこの本はどういう人向けに書かれたのか、続きを読む “統計学を使ったウェーバー”

第二次大戦の独ソ戦とは何だったか

「独ソ戦ー絶滅戦争の惨禍」大木毅著、岩波新書、2019,7月発行 2020年の2月時点あたりで12万部売れているということで新書大賞を受賞した本である。帯にもそう書いてある。計算すると一億円以上の売上である。新書一冊でこ続きを読む “第二次大戦の独ソ戦とは何だったか”

日中戦争、中国人の内面は

陳舜臣、「桃花流水」上、下、中公文庫 (原著発行は昭和51年1976年朝日新聞社から) この本の時代 日中戦争の始まりのころ柳条溝事件、盧溝橋事件などが起こった頃をバックグランドとして書かれている。内容は大雑把に言えば、続きを読む “日中戦争、中国人の内面は”

現代を見つめるザミャーチンの「我ら」

ザミャーチン「われら」川端香男里訳、岩波文庫、1991年発行 この本のあとがきから紹介 この本はソルジェニツィンの「収容所列島」などが出たころロシア文学として結構読まれたのではないか、と思う。ソビエトにおける反体制作家作続きを読む “現代を見つめるザミャーチンの「我ら」”

人それぞれのグレン.グールド

「グレン・グールドは語る」グレン・グールド、ジョナサン・スコット宮沢淳一訳、ちくま学芸文庫、2010年第一刷 閑話休題である。懐かしいグレングールド グレン・グールドは私が学生時代の時に聴いていたピアニストである。たぶん続きを読む “人それぞれのグレン.グールド”

近代日本の科学技術の受容と活用の仕方

山本義隆「近代日本150年ー科学技術総力戦体制の破綻」岩波新書2018年発行 山本義隆という人を知っているだろうか。 東大紛争のころの東大全共闘の代表と奥付けにはある。我々が見ていた東大紛争のころの代表だった。当時は有名続きを読む “近代日本の科学技術の受容と活用の仕方”