網野善彦「増補無縁・公界・楽ー日本中世の自由と平和」平凡社、1996年発行 この本はなんと言ったらよいだろうか。 いい本というのは世の中にたくさんあると思うが、これも非常によい本ではないか。 これは生まれたばかりのほっか続きを読む “生き生きとしていた中世の多様な民衆”
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差別の根源を見る
沖浦和光「天皇の国・賤民の国 両極のタブー」河出文庫、2007年(弘文堂90年発行のものを一部割愛して文庫本とした。) 沖浦和光という人 岩波新書「瀬戸内の民俗史―海民史の真相」筑摩書房選書「宣教師ザビエルと被差別民」続きを読む “差別の根源を見る”
戦争の最中の喜劇役者
古川ロッパ昭和日記、戦中篇昭和16年から昭和20年、滝大作監修、晶文社、1987年 なぜこの本を読むか。 浅草芸能史というものを知りたく思った。これは中世史の被差別賤民の話を聞いてから特にそう思うようになった。特に自分の続きを読む “戦争の最中の喜劇役者”
アフガンに死んだ中村哲という人を想う
「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る―アフガンとの約束」 中村哲 聞き手 澤地久枝 岩波現代文庫(2021年9月15日発行、12月までに三刷) この本は10年前に岩波から出版された単行本だった。それが現代文庫に入ること続きを読む “アフガンに死んだ中村哲という人を想う”
柳田民俗学への招き
谷川健一「柳田国男の民俗学」岩波新書、2001年6月発行 著者略歴 谷川健一 1921年7月生まれ2013年8月没92歳熊本県水俣生まれ東京帝国大学卒フランス文学専攻、30歳で平凡社勤務、1963年太陽創刊の初代編集長、続きを読む “柳田民俗学への招き”
スペイン内乱とウクライナ戦争の義勇兵
「カタロニア賛歌」ジョージ・オーウェル、高畠文夫、角川文庫、1975年発行 彼の「動物農場」は高校時代の英語のテキストだったので少し読んだことがあった。すごく面白くて英語の勉強にはなったと思った。特にむつかしい英語はほと続きを読む “スペイン内乱とウクライナ戦争の義勇兵”
聖書をどう読む
240307 加藤隆の「新約聖書の誕生」、「新約聖書はなぜギリシャ語で書かれたか」(大修館書店) エティエンヌ・トロクメ「キリスト教の揺籃期」(新教出版) 新約聖書とキリスト教の成立の経過についての色々な本 聖書も詩篇第続きを読む “聖書をどう読む”
求めよさらば与えられんの本来の意味
マタイ7章7節 文語訳 求めよさらば与えられん。 探せさらば見出さん。 叩けさらば開かれん。 岩隈直訳 求めよそうすれば(神から)君たちに与えられるだろう。 探せそうすれば君たちは見つけられるだろう。 (戸を)叩けそうす続きを読む “求めよさらば与えられんの本来の意味”
聖書の読み方を教えられる
「空の空」ー知の敗北、中沢洽樹、山本書店、1985年発行 イザヤ書の専門家である、中沢洽樹がこういう本を書いているとは知らなかった。 中央公論者の世界の名著シリーズの新書化された中の旧約聖書は中沢洽樹氏が編集し翻訳もして続きを読む “聖書の読み方を教えられる”
一見正しそうな予言者ハナニヤとくびきを背負うエレミヤの戦い
現代人はどう考えるか、エレミヤとハナニヤの争い エレミヤ書27章から28章ハナニヤという預言者との争いについて書かれている。この争いの本当の問題点は何だったのか。 ATDエレミヤ書(A.ワイザー著)の解説から簡単に説明し続きを読む “一見正しそうな予言者ハナニヤとくびきを背負うエレミヤの戦い”