インマヌエルという言葉
この言葉はイザヤ書に出てくる。この不思議な言葉。7章14節
「それゆえ、、主自ら、あなた方に一つのしるしを与えられる。見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を生み、その名を『インマヌエル』となづける。」
この文脈は、これから戦争という危機が始まりそうな非常に厳しい状況が想定されるときに神が一つのしるしを求めよ、とアハズ王に言ったところ、アハズは主を試みませんといって主の申し出を断った。このあまりに愚かな、ばかばかしい返事にイザヤが怒って我が神まで煩わすのか、といった後に出てくる言葉である。
しるしを求めよといっても求めないので主が一つのしるしを与えると言っている。
そこでこのインマヌエルである。これは人の名前だから、特にユダヤ人はそれぞれ分かりやすい意味のある言葉を選ぶ。旧約聖書ではそれぞれその意味を明確にしないで音訳されている。
私はこの言葉をヘブル語で習ったとき感じた事がある。何だそんな簡単なことだったのか、という事である。このインマヌエルという言葉はある意味神秘的に使われてきている。滝沢克己にインマヌエルという原点とかいう文章もあるくらいで深い意味があるのだろうと知らずに思っていたのである。
しかし、言語を知るという事はこういう事だ。
英語でいうと「with us god」
日本語でいえば、「共に、我々と、神」と書かれている。
これは名詞文といって意味は「神我らとともにあり(または、いる)」という訳になる。
イマヌー=われらとともに、エール=神
これが神の与えた子供の名前でありしるしである。この本当に単純な言葉に神の万感の思いが強く出ている簡潔な名前である。しるしとして神がこの名前をくれたのである。我々はこの言葉を味わいたい。神はいつも我々とともにいる、のである。非常に重要な表現である。